生成AI利用ポリシー
Generative AI Usage Policy
1. はじめに
株式会社ジョルスは、企画・制作のスピードと品質を高めるために、生成AI(画像・動画・音声・テキスト等)を制作工程(成果物の制作に直接関係する一連の工程をいい、クライアントとの連絡や事務作業等は含みません)の一部で活用する場合があります。
一方で、権利侵害や機密情報の漏えい等のリスクを低減し、関係者の皆さまに説明可能な形で運用することを重視しています。
本ポリシーは、ジョルスが制作工程において生成AIを利用する際の基本方針を示すものです。
本ポリシーは、必要に応じて外部専門家の助言も踏まえ、継続的に見直しています。
また、公開にあたっては、内容の妥当性確認のため、外部法律事務所の弁護士による確認を行っています。
2. 適用範囲
本ポリシーは、ジョルスが行う制作・運用における生成AIの利用全般に適用します。
(案件や用途により、追加の個別条件・契約条件が適用される場合があります。)
3. 基本方針(三原則)
ジョルスは、生成AIの利用にあたり、以下を基本方針とします。
- 速く:企画提案・制作支援の初稿や素材供給を効率化する
- 安全に進める:権利・機密に関するルールとレビューを設計し、工程内でリスクを低減する
- 説明できる運用:AIの関与範囲、判断ポイント、生成条件等を適切な粒度で記録し、説明可能性を担保する
4. 権利(IP)への配慮
ジョルスは、第三者の著作権・商標権・意匠・肖像権等の知的財産権を尊重し、以下を原則とします。
- 特定の作品・作家・キャラクター名等をプロンプトに含める行為、または明確な「〜風」などの"寄せ"は原則行いません(正当な許諾がある場合を除く)。
- 生成物について、ロゴ、固有意匠、特徴的な構図・演出等の混入が無いかを確認し、類似性が強い場合は差し戻し・再生成等の対応を行います。
- 必要に応じて、生成条件(使用ツール、モデル、編集履歴等)を記録し、根拠を説明できる状態を維持します。
- 利用するAIツールに関しては、その仕様や利用規約などを確認し、AIツールの学習データの内容や、知的財産権保護のためのフィルタリング等の措置が取られているかを確認します。
5. 機密情報・個人情報の保護(Security)
ジョルスは、下記のように入力と保持を統制します。
- 入力データは区分管理(例:要注意/禁止)し、未公開情報や機密性の高い情報は原則として生成AIに入力しません。
- 個人情報・顧客機密等を取り扱う可能性がある場合は、マスキングや利用範囲の制限、追加の安全対策を講じます。
- 利用するAIツールについて、データ取り扱い、削除可否、ログ管理等を重要要件として考慮し、用途に応じて選定します。
6. 透明性と説明責任(Provenance)
ジョルスは「AIを使ったかどうか」ではなく、どの工程で・何の目的で・誰が最終判断したかを説明できる状態を目指します。
- AI関与の範囲(例:ラフ素材生成のみ/音声合成のみ 等)を、案件や制作物に応じて定義します。
- 生成条件(プロンプト、モデル、編集履歴等)を必要な粒度で記録し、再現性と問い合わせ対応の基盤とします。
7. 品質・安全性(出力の確認)
生成AIの出力には誤りや偏りが含まれる可能性があるため、ジョルスは以下を徹底します。
- 人によるレビュー(事実関係、表現、権利、倫理、品質)を行い、必要に応じて修正・再生成・差し替えを行います。
- 最終的な成果物の公開・納品判断は、人が責任を持って行います。
8. 個別案件での合意(必要な場合)
案件内容やクライアント要件に応じ、以下を事前に明確化します:AI関与範囲、入力データと機密、納品物の範囲、権利帰属、プロンプト等中間成果物の扱い、保証・責任分界、記録/削除等。
9. お問い合わせ
本ポリシーや、生成AI利用に関するご質問・懸念点がある場合は、株式会社ジョルス お問い合わせフォームにご連絡ください。
https://ssl.jolls.co.jp/contact
10. 改定
本ポリシーは、法令・ガイドライン・技術動向等を踏まえ、必要に応じて見直し・改定します。
生成AI利用ポリシー Q&A
FAQ
※文中の「当社」は 株式会社ジョルス を指します。
Q1. 実在人物(俳優・タレント・一般の方)の顔や声を、生成AIで作れますか?
原則として、権利・合意・安全性の観点から慎重に取り扱います。
当社は、権利者に無断で実在人物を想起させる顔・声・表現(いわゆるディープフェイクを含む)を制作・公開することは行いません。
実在人物の権利を扱う必要がある場合は、権利者の許諾、利用目的、公開範囲を明確化し、必要なレビューと承認を経て進めます。
Q2. 生成AIに入れたデータが、AIの学習に使われますか?
当社は、ツール選定や利用設定においてその仕様や利用規約等を確認し、入力データが学習に利用されない(または抑止できる)ことを重要な要件として扱います。
ただし、AIサービスは提供条件が変わることがあるため、案件や用途に応じて、利用するツール・設定・契約条件を確認し運用します。
Q3. クライアントから預かった機密情報や未公開素材を、生成AIに入力しますか?
合意がない限り、原則として入力しません。
必要性がある場合でも、マスキング(匿名化)や投入範囲の制限などの、個人情報等の保護のための安全対策を講じ、要件に応じて事前に権利者との合意を行った運用で取り扱います。
Q4. 個人情報(氏名、連絡先、顔写真など)を入力しますか?
原則として入力しません。
制作上やむを得ない場合は、個人情報の最小化・マスキング等の措置を行い、法令等に従った適切な管理のもとで取り扱います。
Q5. 「〇〇風」「△△っぽく」など、特定作品に寄せた生成はしますか?
原則として行いません。
第三者の権利侵害や混同リスクを避けるため、特定作品・作家・キャラクター・ブランド等に依拠する指示は抑制し、必要な場合は許諾や根拠を確認のうえ運用します。
Q6. 生成AIの出力を、そのまま納品・公開することはありますか?
当社は、生成AI出力の誤りや意図しない混入(ロゴ、固有意匠、誤情報など)を前提に、人による確認・編集・品質管理を行います。
最終的な納品・公開判断は、人が責任を持って行います。
Q7. 「AIを使ったこと」は必ず開示されますか?
案件や制作物の性質、委託者との契約条件、社会的影響などに応じて検討します。
当社は「AIを使った/使っていない」だけでなく、どの工程で・何の目的で・誰が最終判断したかを説明できる運用を重視しています。
Q8. 生成AIを使わないで制作してほしい(オプトアウト)は可能ですか?
可能です。
ご要望がある場合は、企画段階でお知らせください。AIの関与を限定する/不使用とするなど、要件に応じて制作フローを調整します。
Q9. 生成AIツールは何を使っていますか?
常時利用するツールを定めておらず、用途(ラフ生成、編集補助、音声など)と安全要件に応じて、ツールを選定します。
セキュリティや契約条件の観点から、個別ツール名を常に公開できない場合もありますが、必要に応じて案件単位で取り扱い方針をご説明します。
Q10. 生成物の権利(著作権など)はどうなりますか?
そもそもAI生成物の著作物性についても個別の判断を伴うところですが、著作物性を有する場合であっても、その著作権の所在に関しては案件ごとに契約条件に従います。
当社は、第三者の権利を尊重し、必要なレビュー・記録を行い、権利関係が不明確な状態での公開・納品を避ける運用を行います。
Q11. 誤情報や不適切表現が出力された場合はどうしますか?
出力の性質上、誤りや偏りが起こり得るため、当社はレビュー工程を設けています。
万一問題が判明した場合は、修正・差し替え・公開停止等の適切な是正を行い、再発防止に取り組みます。
Q12. お問い合わせ先は?
生成AI利用に関するご質問・懸念点がある場合は、当社お問い合わせフォームにご連絡ください。
https://ssl.jolls.co.jp/contact