プレスリリース/2005年6月1日
書籍「よくわかるポータブルデジタルオーディオ」2005年6月2日より発売開始

〜音の原理から音声圧縮技術(MP3/WMA/AAC/ATRAC)、デジタル著作権管理(DRM)などわかりやすく解説。デジタルオーディオの基礎が学べる〜
加賀章喜・霧島煌一著 電波新聞社発行
税込価格1,680円 ISBN4885547938
2005年6月2日発売
背景と概要
ポータブルオーディオのスタンダードは今、Apple「iPod」やソニー「ネットワークウォークマン」などのポータブルデジタルオーディオへと移行しています。
しかし、「MP3/WMA/AAC/ATRAC」「iTunes」「DRM」「DLNA」といった用語は初心者には解りにくく、またPCを日ごろ利用していない人にとっては、楽曲をデジタルデータで扱うこと自体、理解が難しいものです。
本書は、音の基本的な概念から、可逆/非可逆圧縮の特徴解説、PCでの音楽データの扱い方、ポータブルオーディオの種類、デジタル著作権管理(DRM)技術などを、初心者にも分かりやすく解説する活用手引書です。
また、ネットワークプレーヤーでPC上のファイルを簡単に再生する方法も解説しています。
デジタルオーディオの基礎知識を得たいと考えている入門者層や、MDからの移行を考えているリスナー、さらにデジタルオーディオを活用したいユーザーにおすすめの一冊です。
詳細内容
- デジタルオーディオの普及
- 音楽再生機器の歴史、ハードディスクの小型化・大容量化、ネットワークでつながるデジタルオーディオ
- デジタルオーディオの仕組み
- 音の仕組み、PCMの仕組み、WAVEとAIFFの特徴、音楽CDのフォーマットについて
- 非可逆圧縮とその仲間たち
- 非可逆圧縮の仕組み、MP3/WindowsMediaAudio/AAC/OggVorbis/ATRACの特徴と使い方
- 可逆圧縮とその仲間たち
- 可逆圧縮の仕組み、FLAC/Monkey'sAudio/Windows Media Audio Lossless/AppleLosslessの特徴と使い方
- ポータブルプレーヤーの選び方
- プレーヤーの種類と特徴を知る、プレーヤー選びはまず容量から、大容量ハードディスク搭載プレーヤー/小型ハードディスク搭載プレーヤー/シリコンオーディオプレーヤーから選ぶ、ユニークな個性あふれるプレーヤーたち
- デジタルオーディオの著作権保護
- 著作権保護の必要性、デジタル著作権管理技術とは、FairPlay/WindowsMediaDRM/OpenMG/MagicGateの仕組み
- ネットワークプレーヤーを使ってみる
- 家中どこでもデジタルオーディオを楽しむ、ネットワークプレーヤーで扱うファイル形式、タグ情報を管理してもっと快適に、AVeLLinkPlayerで音楽を再生してみる、現在入手可能なネットワークプレーヤーたち、DLNAとは何か
推薦の言葉
大音量の音空間の中で音楽に合わせて身体を動かし、大声で歌ってみたり、時には、時間がゆっくり流れる静かな音環境の中で、小音量で好きな音楽に耳を傾けて過ごしていたい。どちらも、大変楽しい時間である。3分間芸術であったレコードに始まり、その録音時間の制約がなくなり、動かすことができなかった再生装置から手のひらの中で操作できる機器に変化し、いつでもどこでも聴きたいものや見たいものが、瞬時に手の中で実現できる。このようなシステム環境を築き上げてきた多くの研究者、科学者、技術者等の成果の結果である事は言うまでもないが、未だ完成した訳ではない。この本を読むとデジタル信号処理を駆使したデジタルオーディオの世界が益々楽しみになってくる。
関連リンク
- 株式会社電波新聞社の書籍紹介
- http://www.dempa.com/books/